フォトエッセイ　「フランスの美しいバラの村、すみれの村」後藤綺子・斉藤亢

フォトエッセイ
フランスの美しいバラの村、すみれの村

2004年第1刷 発行
著者　後藤綺子　斉藤亢
発行所 株式会社 岳陽舎
定価¥3,500
24×23.7cm 144ページ

この本の前半はまずバラを通して、バラの美しい秘境の村ジェルブロワを紹介しています。バラの花との生活を実践している人、絵筆をとりながらジェルブロワの魅力を表現している人、村のバラを管理しながら、こんな素晴らしい人生はない、と生き生きと語るバラの管理人、バラの香りに包まれたガーデン・コンサートなど、どれをとってもアール・ドゥ・ヴィーヴルそのもの。ですからバラの種類云々ということはさておいて、ジェルブロワのバラが住人の生活空間の中でどのような風情で咲き、また道行く人の目を楽しませているのかといったことを美しい写真でじっくりご覧ください。

この本の後半ではスミレの花、そしてスミレ祭りを通して、トゥーレット・シュール・ルーの魅力を引き出しました。年に1度のスミレ祭りでは、村中に花があふれ、花の香気に包まれます。この祭りに参加したすべての人が幸せな表情になっている様子は、何にも代えがたい幸せなアール・ドゥ・ヴィーヴルを代表する一日です。テーマに沿って作られた花のタブロー（絵画）は作った本人のみならず、見ている人も本当に楽しませてくれます。

ー序文より抜粋ー

後藤綺子
ファッション・ジャーナリスト
ファッション誌「MODE et MODE」のエディターを経て、1983年にフリー。
「MODE et MODE」在職中の1976年3月より、特派記者として年2回のパリコレ取材を毎シーズン続け現在に至る。
1993年パリに拠点を持ち、日本とパリを行き来しながら女性誌を中心に取材活動を行っている。

斉藤亢
ファッション・フォトグラファー
1970年代、ファッションフォトの流れを変えたヌーヴェル・ヴァーグとして鮮烈にデビュー。
以後一貫してモードの世界を中心に、あらゆる被写体を独自の感性で追求しながら今も尚、広告、エディトリアルの分野で旺盛に写真を撮り続けている。

［状態］本体・写真ともきれいな状態です。

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